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けいはんなロボット技術センターの5Gを利用して8K遠隔手術支援の実証実験を実施

更新日:2021年11月5日

 

 

けいはんなロボット技術センターに設置されているミリ波(28GHz帯)対応の5G基地局を利用して、国立研究開発法人国立がん研究センターと一般財団法人 NHKエンジニアリングシステムなどの研究チームが、8Kスーパーハイビジョン技術を用いた新しい腹腔鏡手術システムの開発とそれを応用した遠隔手術支援システムに関する実証実験を数か月に渡り行いました。

10月末には、手術室を想定した実験サイト(千葉県成田市)で施行される動物の直腸切除術の生映像を、遠隔地の手術支援サイト(けいはんなロボット技術センター)に低遅延でライブ配信し、医師が確認・指導を行う様子を報道機関にも公開されました。今後はこの実証実験の結果を踏まえ、医療機器としての承認に向けた計画が進んでいくとのことです。

<プロジェクトについて>
8K技術を遠隔手術支援型の内視鏡手術機器に応用する初の試みで、8K技術ならではの超高精細映像による「本物に迫る立体感」を保持した手術現場の映像を伝えることで、遠隔地においても手術状況が詳細に把握可能となり、高い質での遠隔手術支援の実現、および外科医師の偏在の課題解決、最近のコロナ禍における遠隔支援に寄与することが期待されます。

 

KICKには屋内外3か所の5G基地局がございます。デバイス開発から自動運転等の実証実験にも利用可能ですので、ぜひご相談ください。

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