更新日：2021年5月18日

 奈良先端科学技術大学院大学  先端科学技術研究科 神原 誠之准教授と澤邊 太志助教が、KICK構内で実証実験を実施中です。

研究テーマは「自動走行環境における搭乗者の快適性向上に関する研究」。
自動走行車が実現された際の、搭乗者の自動走行に対する不安や、乗り物酔い・乗り心地に起因する不快要素を軽減することで、快適な自動走行環境の構築を目的としています。搭乗者がストレスに感じる要因の推定や解決方法の開発・検証実験（自動車後部に搭載された没入型スクリーンと揺動椅子を用いたXRシステムを利用した搭乗者の移動感覚制御）によって快適性の向上を目指しています。

自動走行車両の実験場所として気軽に利用できるKICKが近隣にあることで、実験が円滑に行うことができ研究推進に役立っているとのこと。今後も引き続き実証実験の場としてご活用いただく予定です。

現在、KICK構内では他にも数社による自動運転の実証実験等が行われています。５G通信が可能な道路も完備しておりますので、車両実験の場を探しておられる方はご相談ください。