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立命館大学が隠消現実感技術の5G実証実験を実施

更新日:2021年1月25日

 

 
立命館大学 情報理工学部の柴田史久教授等が、KICK構内で5Gを利用した実証実験を実施されました。

 

実験内容について(立命館大学 柴田史久教授)

目の前の現実世界に実在する物体(除去対象物体)を視覚的に消し去る隠消現実感(Diminished Reality; DR)技術の研究に取り組んでいます.この技術は,除去対象物体で隠された背景領域(隠背景)の情報で,その物体を体験者の視点位置から映像的に隠蔽・消去・透過する技術であり,様々な応用事例が考えられます.本研究では,その一事例として,周辺車両によって生じる不可視領域を可視化する処理の実現を目指しています.
KICKにおける実験では,NTTドコモの5G回線と「ドコモオープンイノベーションクラウド®の「クラウドダイレクト™」オプションを利用し,前方車両からLiDARで取得した3次元点群とカメラ画像を取得することにより,前方車両によって生じる不可視領域の可視化を試みています.


現場で柴田教授に研究内容について伺ったところ、大型トラックなどの前方車両を透過してその前の状況を見ることが可能になる技術であり、5Gの特徴である高速大容量通信が不可欠である、とのお話でした。

現在、KICKでは5Gを利用した様々な実証実験が行われています。
今後も皆さまのご利用をお待ちしております。

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