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第14回「大学リレーセミナー」(第22回「KICK交流会」)開催報告

更新日:2018年6月4日

(公財)京都産業21では、けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)にお きまして、入居企業、けいはんな学研都市に立地する研究機関や企業、支援機関の方々にも参加していただき、研究内容や事業内容などの事例紹介、外部講師による話題提供などの相互交流の場づくりを進めています。 今回、“スマートライフ”をテーマとして、第14回大学リレーセミナーを開催しました。

【日時】 2018月5月30日(水) 18時~20時 

【場所】 けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)3階「会議室」

【テーマ】ダイレクト・リプログラミングによる体細胞転換法とその応用の可能性

    第1部「ダイレクト・リプログラミングの運動器再生治療への応用」                                講師:松田 修 先生 (京都府立医科大学大学院医学研究科免疫学 教授 )

    第2部「ダイレクト・リプログラミングの糖尿病再生治療への応用」                          講師:岸田綱郎 先生 ( 京都府立医科大学大学院医学研究科免疫学 准教授)

【概要】ダイレクト・リプログラミング(ダイレクト・コンヴァージョン)は、体細胞を他の体細胞に直接誘導する技術です。患者あるいはドナーから低侵襲で採取できる細胞から、高機能で腫瘍化リスクが低い、移植用の細胞を作り出せると期待されています。講師らは、ヒト線維芽細胞から高効率で骨芽細胞に誘導できることを見出しました。得られた骨芽細胞は、正常な骨芽細胞に類似し、石灰化骨基質を多量に産生すること、また免疫不全マウスの大腿骨に骨欠損を作成して、その欠損部に移植すると骨再生を著明に促進することなどを見出しました。さらに誘導法を工夫することで、染色体への外来遺伝子配列の挿入がないことにより、腫瘍化する可能性をさらに低下させた骨芽細胞も作り出すことにも成功しました。さらに、ヒト線維芽細胞から褐色脂肪細胞、シュワン細胞や筋芽細胞も、それぞれ直接誘導できることも見出しました。 今回の話題提供では、これらの最新の研究成果を紹介していただくとともに、骨疾患、代謝疾患、神経疾患等に対する再生医療への応用の可能性について考える機会を提供していただきました。いずれも、お話を約40分ずつしていただき、その後、共同研究をされているベンチャー企業の代表者から、起業の志、新薬開発の特徴、ご苦労などをご紹介いただきました。それらを踏まえ、参加者との活発な意見交換が行われました。

【参加者】 34名 

今後も定期的に開催しますので、引き続き多数の皆様のご参加をお待ちしています。

  

 

  

 

 

 

 

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