メニュー

第10回「大学リレーセミナー」(2017年10月18日)を開催しました

更新日:2017年10月27日

第10回「大学リレーセミナー」(第16回「KICK交流会」)開催報告

 (公財)京都産業21では、けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)にお
きまして、入居企業、けいはんな学研都市に立地する研究機関や企業、支援機関の方々にも参
加していただき、研究内容や事業内容などの事例紹介、外部講師による話題提供などの相互交
流の場づくりを進めています。
 今回、“スマートライフ”“スマートカルチャー&エデュケーション”をテーマとして、
第10回大学リレーセミナーを開催しました。

【日時】 2017年10月18日(水) 18時~20時

【場所】 けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)
     3階「会議室」

【プログラム】「ヒトの子育てを支える新たな試み-日本の少子化の根底にある問題を再考する-」
    ヒトの子育ての基本は「共同養育」です。ヒトは、母親以外の仲間とともに子育てを
   行って進化してきた動物です。しかし、現代はヒトが本来適応してきた子育て環境がは
   く奪され、母親が一手に子育てを担うケースが大半です。こうした危機的事態が、母親
   の過度なストレスを引き起こし、子育てにまつわる深刻な社会問題へとつながるのは必
   然です。
    私たちは産学連携の試みにより、現代版「共同養育」の実現に向けた努力を重ねてき
   ました。本セミナーでは、その実践例をご紹介し、その後、現代の子育てにまつわる問
   題解決に向けた議論を皆さんとともに深めたいと思います。
    こうした新たな挑戦こそが、わが国の少子化対策を本質から支える鍵といえます。

   講師:明和 政子 先生
      京都大学大学院 教育学研究科 教授

      菅 文美 先生
      ユニ・チャーム株式会社 共生社会研究所 生活科学研究G
      チーフリサーチサイエンティスト

 明和先生からは、1)ヒトの育児の進化の道すじ、2)ヒトに特有の心を育む環境を生み出す
脳機能、などのお話をしていただきました。ヒトは、他者の心を理解する2大神経ネットワー
ク、すなわち、衝動的共感と認知的共感を固有に持ち備えているからこそ、共同養育の形質を
獲得して進化してきた生物であるが故に、日本の少子化対策には、現代版共同養育社会の実現
が鍵となること、そしてそのために如何にすべきか、などについて考える機会となりました。 
 菅先生は、京都大学が進めている国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の研究成果展開
事業「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」の支援を受け、明和先生と共同で
、発達科学の知見に基づいたアプリの研究開発に参画しています。平均して数千回経験すると
言われているおむつ交換を親子の大切な愛着形成の場にしたいとの思いをもとに、商品に対す
る科学的エビデンスを示すこと、母子の相互作用を検証することを踏まえて、開発に取り組ん
でこられた内容について紹介していただきました。
 その後、少子化対策や産学連携の可能性などについて参加者との活発な意見交換が行われま
した。

【参加者】 32名

 今後も定期的に開催しますので、引き続き多数の皆様のご参加をお待ちしています。

 1CIMG9858 - 2CIMG9875 -

3CIMG9865 4CIMG9882

5CIMG9867 6CIMG9879

7CIMG9889 8CIMG9886

 

年度別アーカイブ

カテゴリー